2022/7/20

娘さんをなくしたお母さんのお話

先日知人である星海ケン氏の開催している
WSへ参加してきました。
とても愛のある愛溢れるWSでした。
 
そこで知り合った方のお話です。
 
その方は昨年娘さんを自死で亡くされた女性です。
いつか娘さんと会いたいと
とても強い思いを持って
参加されていました。
 
私にはWSが始まったときから
その女性の娘さんらしき存在が
会場の中にいることを感じていました
 
WSも終盤に入り
娘さんがその女性であるお母さんに
伝えたいことがあることを察し
意識を向けてみようと思いました。
 
娘さんは必死でお母さんの背中側から
お母さんを抱きしめるようにして
 
『お母さん、ごめんね。私、楽になったんだよ。
だからお母さん、笑って』と、伝えていました。
 
求められていないのに
伝えるべきかどうか悩みました。
が、終盤のワークでそのお母さんの隣の席に
私は座っていました。
これは娘さんの計らいなのか・・と思う
タイミングと感じ
お隣のお母さんに声をかけてみました。
 
『娘さんを亡くした方って・・?』
 
『私です・・』
 
と、既に目を潤ませながら私の顔を見てくれました。
 
『娘さんからのメッセージがあるのですが、
お伝えしていいですか?』
『はい、もちろん!』
 
と仰って下さったので、お伝えしました。
 
お母さんは、娘さんが自死してしまった理由もわからず
そこまで追い詰められていたことにも気がつけなかったことを
とても悔いていらっしゃいました。
楽になれたんですね・・とメッセージを聞きながら
号泣されていました。
 
大切な人の自死は周りの人にとても大きなショックと
後悔を教えてくれます。
決して選択して欲しくない道だと
私は思っています。
しかし人間には、この場から無くなってしまいたい
誰にも見られたくない
私の存在を無くしてしまいたい
と言うような思いになるときがあることを
私自身も経験しています。
その娘さんも、大きなショックや悩み続けた結果
というより、ただいなくなりたいと感じて行動を起こした
という感じを受けました。
 
WSは締めの挨拶を終え
そこであまり長くお話するわけにもいかず
お母さんと離れてしまいましたが、
どうしてもこれをお伝えしたくて
このブログを書きました。
 
そのお母さん、女性は
幼稚園の先生をしていると言っていました。
 
子供達に命の大切さを教えること
 
その女性の使命とも受け止められるメッセージです。
 
その女性にこのメッセージが届く事を祈ります。
 
 
合掌