2022/10/29

レトリーバル~魂の救出~

レトリーバル ~魂の救出~✨
 
 
聞き慣れない言葉『レトリーバル』
 
知人がレトリーバルをWSで開催すると聞き
早速参加する事にしました。
 
参加者は12名ほど
ちょうど良い人数と感じました。
 
開催の時間が近づくにつれ
スピリットたちが集まり始め
会場の中は
霞がかったかのように曇って見え始めました。
 
少し高鳴る鼓動を静め
まず始めにどのようにレトリーバルを進行するか
開催者の知人から参加者に説明がありました。
 
まずレトリーバルが必要な霊が存在している場所へ
私の意識を飛ばします。
 
私の場合は
2つのレトリーバルを体験しました。
そのうちの1つをお話します。
 
1つは、ベトナムまたはフィリピンの
屋台村のような場所でした。
体中汚れてガリガリに痩せ細った少年が
フルーツを置いている店先に鎖で繋がれています。
悪さをしたのか、フルーツを盗もうとしたのか
その店の店主に体罰を加えられ
挙げ句見世物のように
足に鎖をつけられ
そこから動けなくされていました。
 
私は少年にゆっくりと近づき声をかけました。
『大丈夫?』
 
大丈夫なわけはありません。
しかし適当な言葉が見つからず
そう語りかけました。
 
少年は膝を抱え細い腕の中に顔を押し込み
『僕がいけないんだ、いけないことをしたから・・
もうここから動いちゃいけないんだ・・』
と怯えながらすすり泣いています。
 
~少し少年と会話をしましたが割愛します~
 
実は少年の足にくくりつけてある鎖は
既に外されているのです。
しかしその少年は
生前自らが『盗んだ』という罪悪感から
その場から動けない
足に鎖が巻き付いているから
どこにも行けない
逃げられない
と、思い込みその場に命を落とした後も
縛り付けられていたのです。
 
私は少年に
『もう足に鎖はついていないよ、自由に動けるんだよ』
と話して聞かせました。
 
すると少年は恐る恐る自分の足を見て
手で触って確認をしました。
『本当だ・・僕はもうここにいなくていいの?』
『いいわよ、僕にはとても心地よいところへ行くことが出来るのよ』
 
と、話しているうちに
少年はとても安堵した顔つきになり
安らかな気持ちで
光の存在に導かれ行くべきところへ
上がっていきました。
 
少年の光が見えなくなるまで見送り
私は現実の世界へと意識を導いてもらい
帰ってきました。
 
地縛霊という言葉があります。
生前の執着や思い込みでその場から離れられない
霊魂のこと。
この世にはまだまだ沢山
『レトリーバル』の必要な
スピリットたちが存在していると
私は感じています。
 
人として、霊としての在り方を学ぶ必要性を
痛感しています。
このような行き場のない見えない鎖に繋がれてしまった
スピリットたち。
肉体を脱いだらどうなるのか・・
肉体を脱ぐ前に知っておくべき学びと
私は思います。
 
『レトリーバル』
次回のブログは、引き続き
ある事象にレトリーバルしたときの
お話をします。
 
少年のご冥福をお祈り申し上げます、合掌